霊感商法(開運商法)とは、人の心や体の悩み、弱みに付け込み、開運するために必要と言って高額な印鑑や壺などの商品を売りつけたり、除霊をしてあげるからと高額な祈祷料や献金を騙し取る悪徳商法のことを言います。
ターゲットとなる人は誰でもよく、道を歩いている人に手当たり次第に声をかけたり、飛び込みでいきなり自宅に押しかける訪問販売だったり、あらゆる人脈を使って人づてにどんどん声をかけていったりとやり方は様々です。
「あなたには不幸の相が見える」
「先祖のたたりがある」
「最近良くないことや不幸が起こっているのは悪霊のせい」
などと不安を煽り立ててきます。
生活にまったく不安がなく幸せだという人であってもそう言われれば何となく不安になったりもしますし、大抵は何かしら思い当たる節があるものです。
さらに不安を煽り立てられ、なんとかしなければならないという気持ちに追い込まれてしまいます。
「このままでは家族の中で自殺したり、殺されたりする人が出る。」
「大変なことが起こりますよ。」
などと言われれば、もう冷静ではいられなくなってしまいます。
「でも大丈夫。この壺を買って毎日拝めばそんな不幸なことにはならないで運が開けます。」
「この印鑑を使うことによって、そういう不幸なことは起こらなくなるでしょう。」
と高額な商品を買わされたり、
「一度集会に来て下さい。人生が変わると思いますよ。」
などとたくみに誘い、さらにマインドコントロールをすすめて、常識では考えられない値段のお守りを買わされたり、寄付金を騙し取ったりします。
この商法では数百万単位で騙し取られることも多く、被害額が非常に大きいのが特徴になっており、非常に悪質な商法といえます。
■霊感商法(開運商法)の代表的な手口
きっかけ |
訪問販売
路上でキャッチセールス
人脈を使って人づてに声をかけられる |
声をかけて来る人の肩書き |
宗教団体
手相鑑定士
風水鑑定士
姓名判断士 |
きまり文句 |
あなたには悪霊がとりついている 身の回りで不幸が起こるのは悪霊のせい
先祖が霊界で苦しんでいる
運気が悪い
このままでは不幸が起こる |
購入をせまられる高額商品 |
壺
印鑑
数珠
宝石
祈祷料
寄付
除霊料 |
■霊感商法(開運商法)対策
路上で声をかけられた場合はキャッチセールス、突然家を訪ねてきたのであれば訪問販売、壺などの高額商品の販売目的を隠して祈祷をするなどとして呼び出した場合にはアポイントメントセールスの一種と判断でき、いずれも8日間のクーリングオフ期間であれば無条件でクーリングオフできます。
また、8日を過ぎてしまっていても、商品販売の際に契約書面を渡されていなかったり、勧誘方法に問題がある場合にはクーリングオフや契約の取り消しを主張することも出来ます。
ケースバイケースになることが多いので、なかなか一人では判断しにくいと思います。
被害を受けたと思ったら、まずは近くの生活センターに相談してみましょう。
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