「デート商法」は「恋人商法」とも呼ばれ、男性なら女性が、女性なら男性が電話やメールなどを使ってターゲットに仲良くなった後に呼び出して最終的に高額な商品を購入させる悪徳商法のことを言います。
「えっ?そんなのにひっかかるの?」
と思われるかもしれませんが、アンケートなどを口実に電話をかけてきた相手が非常にいい人に思えたり、話が上手だったりした場合、アンケートという目的はそっちのけで「友達になろう」「今度遊びに行こう」などと誘われればOKしてしまう気持ちもわからないではないと思います。
そうして仲良くなった頃に悪徳業者の宝石店などに連れて行かれ、断りずらい雰囲気を作られ「相手に気に入られたい」気持ちを利用され、強引に商品を買わされてしまうという、弱い立場を利用した悪徳な手口は許しがたいものがありますね。
特に、普段出会いがなかったり、寂しい思いをしている時期だったりする場合にはひっかかりやすくなりますので注意が必要です。
最近では出会い系サイトがきっかけで付き合う場合もめずらしくなく、そうやって知り合ってすっかり恋人だと思っていた相手から高額な商品をおねだりされて、「相手に気に入られたい」「嫌われたくない」一心で商品を買わされてしまう場合もあるようです。
高額商品を購入してクーリングオフ期間が切れたら急に連絡が取れなくなったりという被害が後をたたないようですので、高額商品の契約をする場合にはよく考えてから行動したいものです。
■デート商法の代表的な手口
きっかけ |
電話
メール
出会い系サイト
掲示板
お見合いパーティ |
手口 |
アンケート
普通の出会いに偽装しているので、たちが悪い |
契約を迫られる商品 |
宝石
化粧品
ブランド品
各種会員権
毛皮、コート
絵画
英会話教材 |
■デート商法対策
やはり電話がかかってきた相手が知らない人であることを十分認識して、「恋人はいるの?」などプライベートな問題に立ち入ってくるようなら、「います」とはっきり答えるなど、プライベートな話はできるだけしないようにしたいものです。
あくまでも、相手は知らない人なので、安易に呼び出しに応じて出かけていかないようにしましょう。
もし、デート商法だと気づかずに恋人同然になった場合でも、50万円〜100万円といった高額な商品をねだられるというのは、常識でいってもちょっと普通からかけはなれていると思います。いくら「気に入られたい相手」であっても、ちょっとおかしいなと思ったなら冷静に判断したいものです。
デート商法の場合も、アポイントメントセールスと同様に販売目的を隠して事務所などに連れて行かれて契約をした場合には、契約書面を受け取ってから8日以内はクーリング・オフにより無条件で解約できます。
もしクーリング・オフ期間が過ぎてしまっても、勧誘、販売方法などに問題があれば、解約できる場合もあるので、もし被害を受けたと思ったらまずは近くの生活センターに相談してみましょう。
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