オレオレ詐欺とは、振り込め詐欺の一種で、身内や親戚などを装って電話をかけてきて、今すぐお金が必要な状況を作り上げてお金を振り込ませる悪質な詐欺です。
「俺だよ、オレ、オレ」などと言って電話をかけてくるので、オレオレ詐欺と呼ばれています。
警察庁によれば、平成16年の認知件数は14874件、被害総額は約191億2800万円となっており、これはもう他人事ではありません。
冷静な状態であれば、孫や親戚など、声を聞けばすぐにわかると思うのですが、最近は手口も巧妙になってきて、交通事故を起こした、トラブルに巻き込まれたなどの理由で、身内を名乗る人物はただすすり泣いているだけだったり、泣き崩れながらお金が必要なことだけを言葉短く訴え、その他登場してくる警察官や弁護士などを名乗る別人が状況説明を行い振り込みを急かせるという風に、きちんとストーリーが組み立てられたりしていることが多いようです。
冷静でいないとついつい悪徳業者に騙されてしまうことにもなりかねません。自分を守るためには、突然の電話で大変な状況が起こっていると聞かされても、絶対に冷静でいること!これが一番です。
■オレオレ詐欺の代表的な例
なりすます対象 |
配偶者
息子
孫
身内
親戚 |
トラブルの名目 |
事故を起こしてしまった
借金
妊娠中絶費用 |
連絡手段 |
電話 |
■オレオレ詐欺対策
交通事故の示談や相手の治療費などに関して、至急振り込まなければならない必要性はないということをまず理解しましょう。
また、警察が示談の仲介をしたり、警察や弁護士、保険会社などが事故直後に示談金の振込みを勧めたりすることはありません。
電話をかけてきて、振込みが終わるまで電話を切ろうとしない場合などは、電話を受けている本人を冷静にさせないためであることが多いので、非常にあやしいです。
まずは電話をかけてきた相手の説明をよく聞き、全て相手の話が終わったら、電話を必ず一旦は切るようにしましょう。そして、聞かされた情報が事実かどうかしっかり確認することが大切です。具体的には、自分から事故に会ったと聞かされた身内などに直接連絡を取るなどして確認をすることが大事です。着信履歴の電話番号を身内の番号に偽装している場合もあるようですので、確認はしっかり行いましょう。
最近の手口では、あらかじめ、詐欺士がその身内に携帯電話の電源を切るように連絡をしてから、オレオレ詐欺の電話をかけてきたという事件もありました。
携帯で身内に繋がらなかった場合は、身内の会社に電話をかけてみるなどして、とにかく自分から身内と確実に連絡をとるまでは、お金を振り込んだりしないということを強く意識しておけば、被害にあうことはあまり考えられなくなります。
もし、少しでもあやしいと感じたり、事実の確認が取れなかったり、身内と連絡がとれて、今回の電話はオレオレ詐欺だとわかったら、最寄の警察へ連絡をしましょう。
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