キャッチセールスとは、アポイントメントセールスの一種で、路上でアンケートや図書券のプレゼント、モデルのスカウトなどの名目で声をかけ、本当の販売目的を隠して事務所や喫茶店に連れ込み、最終的に化粧品や美容機器などの高額商品を売りつける悪徳商法です。
アンケートに協力すると謝礼がもらえると言われれば、時間がある場合ならちょっとくらい協力してもいいかなという気持ちになってしまいやすいですが、悪徳業者はその気持ちを上手に利用してきます。
アンケートを口実として高額商法を売りつける悪徳商法を特にアンケート商法と呼ぶ場合もあります。個人情報を記入するようなアンケートは、その後ダイレクトメールや勧誘が増える可能性もありますので、気をつけたいものです。
また、キャッチセールスで仲良くなっておいて、その場では商品を売りつけないで仲良くなってからデート商法に発展していく場合もあるようですので、油断しないようにしましょう。
■キャッチセールスの代表的な手口
きっかけ |
路上、繁華街などで声をかける |
見せかけの手口 |
アンケートなどでサンプル進呈
モニター協力などで図書券プレゼント
お肌の無料診断
○○キャンペーン実施中 |
契約を迫られる商品 |
化粧品
エステ機器
各種リゾート施設などの会員権
毛皮、コート
絵画 |
■キャッチセールス対策 悪徳業者は気が弱そうに見えたり、いかにも扱いやすそうな人を選んで声をかけているようです。道を歩く際には、あまりゆっくりとトボトボ歩いたり、声をかけやすそうな隙を作ったりしないように普段から心がけたいですね。
アンケートに協力することと、商品を購入することは最初の主旨がまったく違います。もし、アンケートに協力していて、そういう話が出てきたら、主旨が違うことをはっきり伝えてきちっと断りましょう。
もし、自分で押しに弱いと感じている人は、アンケートに協力して欲しいなどといわれた場合は、相手と目を合わさず無言で足早に歩き去るのが一番だと思います。
キャッチセールスの場合も、アポイントメントセールスと同様に販売目的を隠して喫茶店、事務所などに連れて行かれて契約をした場合には、契約書面を受け取ってから8日以内はクーリング・オフにより無条件で解約できます。
悪徳業者はあの手この手を使ってクーリングオフさせないように、クーリングオフ期間内は親切丁寧に応対したりしますが、情に流されたりしないで必要ないものであればきちんとクーリングオフの手続きをするようにしましょう。
もしクーリング・オフ期間が過ぎてしまっても、勧誘、販売方法などに問題があれば、解約できる場合もあるので、もし被害を受けたと思ったらまずは近くの生活センターに相談してみましょう。
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