いままで支出の面ばかり見てきましたが、今度は収入について見ていきましょう。
社会保険庁が発表した2003年度の社会保険事業の概要によると、平均年金受給額は、月額で厚生年金17万1千円、国民年金5万2千円となっています。つまり平均的自営業者であれば毎月5万2千円もらえ、平均的なサラリーマンでは厚生年金+国民年金の合計なので、22万3千円もらえることになります。
ただ、年金の受給額というのは人それぞれまったく違う為、平均額通りもらえるとも限りません。
実際にどの程度もらえるのか、試算することができますので、ぜひこの機会にやってみてくださいね。
■社会保険庁 自分でできる年金額簡易試算
■JAバンク大阪 年金受給額計算
試算してみていかがだったでしょうか?
うーん、やっぱり老後は安心できないと感じましたか?
それとも、うん、これなら安心して老後を迎えられそうだと感じましたか?
仮に、このシュミレーションをしてみて満足できる金額が得られたとしても、安心してはいけません。年金関連法案は今後も議論されていくことは間違いなく、議論いかんでは簡単に給付額は変わってしまいます。そして悪いことに、間違っても今後給付額が増加の方向で改正されることは考えにくいでしょう。
実際に、2004年6月5日成立した年金改革制度関連法では、2017年度まで厚生年金保険料、国民年金保険料を毎年引き上げることが決定しており、平均手取りの59.3%が厚生年金としてもらえるモデル世帯(夫がサラリーマン、妻が専業主婦)で、2023年度には平均手取りの50.2%まで減額されるなど、保険料が増え、給付額が減るという内容になっています。
そして、聞くところによると、50.2%というのも人口推計等に左右されて、実際には40%程度まで低下する可能性もあるということです。
さらに、消費税に関しても15%〜20%に引き上げられることも十分予測されることで、本当に嫌な時代になったものです。
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