それでは、まずは今の日本において、人ひとりが生きていく上でどのくらいのお金が必要となってくるのか考えてみたいと思います。よく「人生の3大支出」という言葉が使われますが、生きていく上で一番大きな3つの支出には何があげられるでしょうか。
答えから言ってしまうと、マイホーム資金、老後資金、教育資金なのですが、それぞれできるだけ支出が少なくしようと努力することはできるかもしれませんが、どれひとつとして全く準備しないというのは難しいように思われます。
マイホームを持たないとしても、住む家を賃貸するのにお金はかかるでしょうし、定年を迎えずに亡くならない限り老後資金は絶対に必要ですよね。そして、子供を産まない生き方こそ自分のライフスタイルにふさわしいと思って、あえて子供を産まないのはいいとして、お金がないから子供を作らないというのは、ちょっと悲しいような気がします。
都合の悪いことに、3大支出のそれぞれは、1つの支出が終わってから次の資金の準備に入れるような性質のものだと決まっていればいいのですが、現実にはそううまくいく場合はあまり多くなく、場合によっては2つ、あるいは3つの資金を同時に準備していかなければならない場合もあります。
どうせ必要ならば、自分には資金が十分あるのか、もし足りないのなら、どのくらいの資金を準備する必要があるか、現状をしっかり把握しておきたいものです。
そうすれば、必要にせまられて困りはててしまってからあがく必要もなくなり、計画的に今後の人生を過ごしていけることになります。
一度しかない人生を失敗しないためにも、まずはしっかりと現状を把握しましょう。
次ページからは、3大支出それぞれについて、具体的な数字をあげながらどの程度の資金が必要なのか検証してみたいと思います。
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■今置かれている現状を把握しよう
人生の3大支出って?
マイホーム資金にいくら必要?
教育資金にいくら必要?
老後資金にいくら必要?
年金っていくらもらえるの?
生涯賃金を考える
人生の収支はプラスになりますか?
■収入源を複数もつということ
自分らしく生きがいをもって生きるために
時間の切り売りをするということ
もうひとつの収入源の条件は?
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