自分で何か商売を始めたいと思った時に、なんとなくこのビジネスは儲かりそうだと思ってもまったくその業界のことを知らなかったりする場合には、0から始めようとしてもなかなか初心者には難しいのではないでしょうか。
フランチャイズビジネスとは、そういった場合に、既にその業界で成功しており、ノウハウや開業、運営に関するシステムをしっかり持っている会社に加盟することによって行うことが出来るビジネスの形態です。
代表的なものとしては、「コンビニエンスストア」、「居酒屋」、「ラーメン屋」、「ピザ屋」、「パソコン教室」、「弁当屋」、「洋菓子店」などがあります。
収入に関しては、売上が全て利益になるわけではなく、加盟金、保証金等の初期費用を支払った後、売上からロイヤリティ、人件費、商品仕入れ代、備品代、設備費その他諸経費を支払った後に残ったお金が収入となります。
ちなみにある飲食店では、加盟金200万円、保証金200万円、指導料50万円、ブランド使用料150万円、ロイヤリティ売上の3%、広告宣伝費売上の1%となっており、その他に家賃、人件費などが必要となってきます。
◆フランチャイズビジネスの特徴
フランチャイズ本部は、ロゴやパッケージ、商品、運営ノウハウをパッケージにして提供し対価を得ています。加盟店はそのパッケージを利用してすることによって、素人でもしっかりとしたサポートを受けながらビジネスをスタートさせることができます。
その代わりに、本部に加盟金、保証金や月々の売上に対して発生するロイヤリティなどを支払う義務が発生します。
基本的には、フランチャイズに対しては本部は出資することなどはなく、資本的には独立しており、1つの独立した企業として運営していくことになります。
◆フランチャイズビジネスのメリット
一般に名前が通っているブランドイメージ、チェーン名、マークなどが利用できます。
すでにノウハウを構築している本部のサポートを全面的に受けられるというのがなんといっても心強く、何のノウハウもない状態から始めるのに比べれば非常に成功の確率が高いと言えます。
税務、会計、法律、商品仕入れ、新人教育、販売促進など、本部が持っているノウハウが利用できるので、営業活動に専念できます。
◆フランチャイズシステムのデメリット
参加するのに、数百万〜数千万円といった費用が必要な場合もあり、資金がかなり必要となります。
フランチャイズに加盟した場合、本部の方針に従うことがかなりの範囲で求められるので、販売商品、営業時間、サービス、メニューなどに独自性を出したいと思ったり、自分の経営方針でやりたいと思ってもなかなか難しい場合が多いです。
◆フランチャイズシステムの注意点
どのフランチャイズを選ぶかは非常に重大な問題となってきます。
加盟金、保証料、ロイヤリティなど、本部としては売上が上がらなくても損をしないしくみになっています。場合によっては、開店後1か月でお店がつぶれたとしても、本部は痛くも痒くもないのです。
現実的には厳しいフランチャイズ店も多く、撤退においやられたり、なんとか維持は出来ていても、人件費を浮かすために1年中ほぼ休みなしで昼夜とレジ打ちをやって、今撤退してしまっては開店時に金融機関から借り入れた借金だけが残るので、利益も出ないのに仕方なく続けているといったお店も少なくないようです。
ということは、どれだけ本部がしっかりしたノウハウを持っているのか、実際に既に開業しているチェーン店の状況はどうなのかなど、投資する資金も大きいだけに、綿密に調査する必要があります。
それと同時に、独立した企業である以上、本部におんぶにだっこではなく、自分で考えながら経営していくことも必要だと思われます。
第2の収入源として考えた場合、自分で働くことを考えるとかなり本業を圧迫する可能性が出てきますし、どちらかといえば、本業として本気で取り組まないとしっかりと運営していくことは難しいと考えられます。
資金が十分にあり、自分がオーナーとなって店長を雇い、きちんと管理、運営することが可能であるのなら、第2の収入源としては有力な選択肢の1つとも言えるでしょう。
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