有料レンタルサーバーでは、それぞれの会社によって使えるサービスや機能が異なります。実際に有料レンタルサーバーを選ぶ際に、気をつけるポイントを知っておかないと、契約してから後悔することにもなりかねません。
ここでは、有料レンタルサーバー選びで後悔しない為に、絶対にチェックしておきたいポイントをご紹介していきたいと思います。
初めて有料レンタルサーバーを借りる際、また、レンタルサーバーの乗り換えの際に参考にしていただければと思います。
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料金について
レンタルサーバーを有料で借りるのか、無料で借りるのかまだ決めかねている方は、レンタルサーバーの選び方もご参考頂きお選びになってみて下さい。
しっかりホームページを運営したいということで、有料レンタルサーバーにしてみようかなという場合、まずはおおよその予算を決めてみましょう。とは言ってもそんなに無理することはありません。
有料レンタルサーバーは月額100円代のレンタルサーバーから、月額数万円のレンタルサーバーまで様々ありますが、最近では格安であってもかなり安定していて使い勝手のいい有料レンタルサーバーもあります。ご自分の予算に合わせて選んでおいて、ビジネスの収益が上がってきてからプランを上位プランに変更してもぜんぜんOKだと思います。
独自ドメインとサブドメイン
ビジネス、あるいは趣味でもしっかりとしたサイト運営をしたい場合は有料レンタルサーバーを借りる方が絶対おすすめですが、有料レンタルサーバーを選んだ場合は、独自ドメインかサブドメインのサービスが利用できます。
独自ドメインというのは、世界に1つしかない自分だけのアドレス(ドメイン)のことで、サブドメインというのは、有料レンタルサーバーがあらかじめ取得しているドメインのことです。
例を挙げると、当サイトの場合、
http://www.otoku777.com/のotoku777.comの部分が独自ドメインとなります。
サブドメインの場合は、格安おすすめレンタルサーバー「ロリポップ」を例に取ると、
http://OOO.lolipop.jpといったアドレスを使うことができて、○○○の部分は自分で決めることが出来ます。ロリポップではlolipop.jpの他に、chu.jpやmain.jpなどのサブドメインも利用できます。
料金は、サブドメインの方が安価で利用できますが、サブドメインの場合は利用しているレンタルサーバーがサービスを停止してしまったり、他のレンタルサーバーに移転する場合にはそのアドレスが使えなくなりますので、その辺を考えると、有料レンタルサーバーを利用するのであれば、独自ドメインを利用したいものです。
独自ドメインは取得方法などちょっとめんどくさいので、サブドメインの場合は手軽に利用できるという利点はあります。
共用型と専用型
レンタルサーバーには、共用型と専用型があります。一台のサーバーを複数の利用者で利用するのが共用型で、一台のサーバーを一人で利用するのが専用型です。
無料レンタルサーバーの場合は、間違いなく共用型です。有料レンタルサーバーでは、共用型と専用型があります。
専用型は、大量のディスク容量を利用でき、通信環境もより安定しており、回線トラブルなどに巻き込まれることはないので、大型のホームページを運営している法人などに向いています。
共用型では当然利用できるディスク容量は少なくなりますが、料金も安くなり、個人で利用する場合はほとんど共用型で十分だと思います。
有料レンタルサーバーで共用型を最初借りておいて、後でもし非常に大きくサイトが発展した場合は、共用型から専用型にグレードアップさせることができるレンタルサーバーもありますので、、そういう予定の方はそのあたりもチェックしておきましょう。
ディスク容量
レンタルサーバーでは、レンタルサーバー業者のサーバーの中に自分のホームページやメールデータを置かせてもらうサーバースペースを借りることになるわけですが、その容量がレンタルサーバーによって決められています。
無料レンタルサーバーでは5MB(メガバイト)〜200MB、有料レンタルサーバーでは40MB〜数GB(ギガバイト、1GB=1000MB)まで様々ですが、普通に利用するのであれば、50MBもあれば十分です。
動画や画像を大量に公開するなど、かなり容量が必要な場合は、どの程度の容量を利用するのか計算して借りましょう。
最初はそんなに容量が必要ないと思っても、後々必要になってくる場合もあります。
そういう場合を考えて、最初は50MBくらいのディスク容量のプランにしておいて、後でプラン変更できるようなレンタルサーバーだと便利です。
転送量制限
転送量とは、どのくらいのデーターをレンタルサーバーにアップしたのかではなくて、自分のホームページがどのくらい閲覧されたかという、そのデータ量のことをいいます。
当サイトのトップページの容量は43KBですので、一日に1000人の人がトップページにアクセスしてくれたとすれば、1日の転送量は、43000KB=43MBとなります。
これを1ヶ月に換算すると、43MB×30日=1290MBとなります。
注意しなければいけないのは、転送量はトップページだけで決まるのではなく、自分が運営しているホームページの全てのページを計算するので、もし、10ページで構成されるホームページで、1ページそれぞれ均等に1ヶ月1290MBの転送量があれば、1290MB×10ページ=12900MB=12.9GBが一ヶ月の転送量となります。
※計算を単純にするため、1MB=1000KB、1GB=1000MBとして計算しています。
転送量について制限をもうけていないレンタルサーバーが時々ありますが、これは転送量が無制限という意味とはちょっと違います。
そのレンタルサーバーによって基準はことなりますが、1ヶ月10GB程度になるとかなりサーバーに負担がかかり、他の利用者に迷惑がかかる場合があるので、サーバープランの変更を求められたり、サーバーの移転を求められたりすることもあります。
最初のうちは問題ない場合でも、サイトが大きくなった時のことを考えて、転送量についても事前に確認しておきたいものです。
CGI等が利用可能かどうか
ネット上では非常に使い勝手のいいCGIプログラム(掲示板、チャット、カウンター、検索エンジンソフト等)が大量に無料で配布されています。
簡単に設定してあげることによって、そんなに専門的な知識がなくとも簡単にそれらのプログラムを利用することが出来ます。
当サイトでも、アクセスランキングや掲示板、相互リンク集などは全てCGIプログラムを無料で利用させて頂いています。
同様にSSI、PHPが利用できるサーバーであれば、簡単なプログラムを使うことによって、手軽に様々な動的作業を行わせることが可能になります。
もし知識がなくて今はあまり必要性を感じていない場合でも、後々欲が出てきて色々とやってみたくなったりするので、予算の範囲内で可能な限り、CGI、SSI、PHPなどが利用できるレンタルサーバーを選んでおくとよいと思います。最低でも、独自CGI利用可のところを選びましょう。
それから、格安レンタルサーバーの場合は、高負荷のかかるCGIプログラムを制限している場合があります。(チャットCGIは3個までとか)
もし、使いたいCGIがある場合は、事前にどの程度のCGIプログラムが利用可能か確認しておきましょう。
また、.htaccessというものがあります。これは、アクセス制限などサーバーに直接指示を出したりすることが出来る機能ですが、これもあると便利です。
(便利ではありますが、使わなければ使わないでも済みますので、特にこだわる必要はないかもしれません。)
回線の快適さ、安定性
ネットワーク間を結んでいる基幹回線のことをバックボーンといい、各レンタルサーバーの説明の中に、「バックボーンが太いので快適」などの記述がある場合がありますが、必ずしも当てはまりません。バックボーンからレンタルサーバー業者までの回線の太さやその他回線の様々な状況によって、ホームページの表示スピードは変わってきます。
サーバーが国内にあるのか、国外にあるのか(国内の方が一般的に快適です)、共用か専用か、共用であれば何人で1台のサーバーを利用しているのかなどにも左右されます。
実際には使ってみないとなんともいえないところがあります。
実際の利用者の声を聞いたり、一番混雑する夜11時〜午前1時くらいに自分で接続してみるなど、確認してみるといいと思います。
参考までに、Kagoya Internet Routingのように、実際にサーバーの表示スピードテストができるレンタルサーバーもあります。
サポート体制
無料レンタルサーバーでは、なかなか満足するサポートを得られることは少ないかもしれませんが、有料レンタルサーバーを選んだ場合には、やはり迅速な対応をしてくれるレンタルサーバーを選びたいですね。
レンタルサーバーのホームページ上に障害情報が迅速に表示されるか、トラブル時に電話やメールでちゃんと対応してもらえるのか、丁寧に対応してもらえるのか、対応受付時間など確認しておきたいものです。
心配であれば、契約前にどんな簡単な内容でもいいので、メールや電話等で問い合わせを行ってみるといいと思います。ある程度のそのレンタルサーバーの体制が把握できると思います。
メールについて
メールについては、ディスク容量の中でメールボックスの容量がレンタルサーバーにより決められています。ホームページデータ容量+メールボックス容量=ディスク容量といった感じです。
メールの利用の仕方にもよりますが、メールサーバー内にメールを保存しておいて、複数のパソコンで受信メールを共有したいといった場合は、メールサーバーにメールを一定期間保存しておきたいという場合もあると思います。
こういう場合は、自分がメールサーバーに保存しておきたいメールのデータ量をチェックしておきましょう。そしてある程度余裕のあるメールボックス容量があるレンタルサーバーを選んでおくと安心です。
通常は受信したメールは、メール受信時に削除してしまえばいいので、そんなにメール容量は必要ないと思います。10MBくらいあれば十分ではないでしょうか。
その他のチェックポイントとしては、用途別にメールアドレスを使い分けたい場合が出てきます。レンタルサーバーによって、いくつまでメールアドレスが利用できるのか決まっており、結構後からメールアドレスを増やしたくなる場合も多いので、メールアドレス数に余裕のあるレンタルサーバーをおすすめします。
また、大きな画像などを頻繁に送受信する場合など目的によって、1通のメールの最大サイズも異なってくると思います。
自分の用途にメール機能が十分対応できるのか確認しておきましょう。
データバックアップ機能
「パソコンに情報を入れておけば安心」だと思っていませんか?
たとえば、かみなり1つ落ちても一瞬にしてデータが壊れてししまうことも珍しくありません。
同じようになんらかのトラブルでレンタルサーバー内のデータも壊れることはありえます。そして、データが壊れた場合、レンタルサーバーで保証はしてくれません。
パソコンを利用する場合は、「パソコンというのは、壊れるものだ」
という考え方を持っていた方が正解だとまねきねこは思います。
万が一の時にあわてても、もう手遅れの場合が多いです。
レンタルサーバーでは、データの自動バックアップサービスがついているところがあります。個人の場合はそこまで神経質になる必要はないかもしれませんが、ビジネスで大きなサイトを運営している法人の場合などは、この辺のところも注意したいですね。
セキュリティ対策
ただアクセスしただけでウィルスに感染してしまうホームページが存在していたり、ネット上では危険がいっぱいです。
自分のパソコンにウィルスが感染してしまうと、自分のパソコンに保存してある個人情報を盗まれてしまったり、メールソフトにたくさん保存されている友人などのメールアドレスに一斉にウィルスメールをばら撒いてしまったりすることになります。
そうすると、買ってもいない商品の請求書が届いたり、パソコンに登録している友人全員に大変な迷惑をかけてしまうなんていう可能性もあります。
法人やビジネスでホームページを立ち上げている場合は、顧客情報が盗まれてしまったり、取引先にウィルスメールをばら撒いてしまっては信用ががた落ちになってしまいます。
レンタルサーバーによっては、ウィルス対策ソフトやスパムメール対策ソフトを完備しているところがあります。
セキュリティ対策はやりすぎということは決してありません。
自分のPCとサーバー両方でウィルス対策しておけばより安全になりますので、できればこういうサーバーを利用したいですね。
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