例えば、全くホームページを作ったことがなくて、テスト的に雰囲気を味わってみたいとか、ずっとこのホームページを続けていく予定がない場合、あるいは、大量にサイトを量産するのが目的の場合、あるいは、やっぱりホームページを作成するのに出来るだけ費用をかけたくない場合などは、有料レンタルサーバーより無料レンタルサーバーの方が向いていると思います。
有料レンタルサーバーに比べて安定性、信頼性には劣るものの、無料レンタルサーバーを利用してホームページを運営している方も多いですし、選び方を間違えなければなかなか優れものの無料レンタルサーバーも中にはあります。
せっかくホームページを作るのであれば、できるだけ使い勝手のいい無料レンタルサーバーを選びたいものです。
ここでは無料レンタルサーバー選びで後悔しない為に、絶対にチェックしておきたいポイントをご紹介していきたいと思いますので、是非参考になさってみてくださいね。
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商用利用について
趣味の公開なら、全く問題はありませんが、ホームページで商品販売などにより利益を上げようと考えた場合には、かならずその無料レンタルサーバーが商用利用を許可している必要があります。
アフィリエイトの場合は、無料レンタルサーバーによって、アフィリエイトを商用利用に含めるか含めないかなどの判断が異なる場合がありますが、とにかくアフィリエイトを許可しているのかどうかきちんとチェックしておきましょう。
利用規約に違反していたのを後で気づいた場合、せっかくそのサイトが軌道に乗ってきていたとしても、あっさり削除されてしまいます。そんなことにならないように、最初に注意しておきたいですね。
ディスク容量について
無料レンタルサーバーの場合は有料レンタルサーバーに比べてディスク容量が少なめなことが多いです。それに加えて、無料レンタルサーバーは、後で容量を追加するというのも難しいので、出来るだけ大きなディスク容量の無料レンタルサーバーを借りたいものです。
ちなみに当サイトは2006年1月21日現在で、ページ数150以上、ファイル数で約250、使用ディスク容量約30MBとなっています。
その他にメールサーバーの容量も考慮に入れないといけませんので、当サイトくらいの規模の場合は、最低でも50MB、できれば100MBくらいは欲しいところです。
これから作ろうと考えているサイトの規模や、画像、動画コンテンツの量にもよりますが、小さいサイトでは最低10MB、規模を大きくしたいと考えるのであれば、最低50MBは欲しいところですね。当然大きければ大きいほうがいいと思います。
広告表示について
やはり無料でレンタルサーバーを借りる以上は、全てのページに無料レンタルサーバーが運営費を捻出するための広告が挿入されることは避けては通れません。
一部、全く広告が入らないところもあるみたいですが、競争率が高かったりして、なかなか思うようにアカウントが取れなかったりするので、無料レンタルサーバーを利用する以上は、広告は入るものだと思った方がいいでしょう。
広告が表示されるとすれば、どのような広告が表示される無料レンタルサーバーを選ぶのがいいのでしょう?ここでは具体的な選択基準を書いてみたいと思います。
一番避けた方がいいのは、ポップアップタイプの広告です。
ポップアップというのは、ページを開いた場合、ページとは別にもうひとつ広告専用のページが勝手に開くタイプで、サイト訪問者の意思とは関係なしに広告が表示されるので、非常に印象が悪いです。こういうサイトは、アクセスに影響があると考えて間違いありません。
次に避けた方がいいのは、ページの最上部に目立つ広告バナーが表示されるタイプです。ページ最上部は一番訪問者の目にとまるところで、そこをまるまる無料レンタルサーバーの利益の為に占領されてしまうのは非常に大きなデメリットとなります。
無料サーバーによっては、この緑のサイズ(468×60ピクセル)のバナーが全てのページの最上部に表示される場合もあります。
無料サーバーに挿入される広告サイズの一例(468×60px) |
こんな広告が全てのページの最上部に表示されたとしたら、サイトを訪れた人にとって一番目立つ場所が無料レンタルサーバーの広告で占領されてしまい、自分のホームページのイメージが崩れてしまいます。
それどころか、この広告があることによって、売上にも影響が出てきます。
こういう無料レンタルサーバーを使っていては、最初から不利な条件でスタートすることになってしまいます。
大手検索エンジンやリンク集などのアクセスを非常にたくさん集めているサイトでは、広告を募集していたりしますが、広告掲載料金が一番高いのがこの最上段のスペースになります。それだけ大切な場所ですので、最上段に広告が入る無料レンタルサーバーは極力避けた方がいいです。
とすると、最後に残ったのは、最下部に入る広告ですね。
おすすめなのは、最下部に出来るだけ目立たない広告のみの無料レンタルサーバーがいちばんいいということになります。
ホームページは24時間ネット上で表示されているものですので、無料レンタルサーバーをどうしても借りるのであれば、できるだけ挿入される広告が目立たない無料レンタルサーバーを選びたいものです。
CGI等が利用可能かどうか
ネット上では非常に使い勝手のいいCGIプログラム(掲示板、チャット、カウンター、検索エンジンソフト等)が大量に無料で配布されています。
簡単に設定してあげることによって、そんなに専門的な知識がなくとも簡単にそれらのプログラムを利用することが出来ます。
当サイトでも、アクセスランキングや掲示板、相互リンク集などは全てCGIプログラムを無料で利用させて頂いています。
そういう使い勝手のいいCGIプログラムを利用したい時には、必ずCGI利用可の無料レンタルサーバーを選びましょう。
CGI利用不可の無料レンタルサーバーを借りる場合は、CGIプログラムを設置して使うことはできませんが、無料レンタルの掲示板やカウンターを利用することは出来ますので、どうしてもこの掲示板が使いたいということでもない限りは、CGI利用不可の無料レンタルサーバーでも十分ではあります。
無料レンタルサーバーの場合は、いくらCGIを許可しているとはいっても高負荷のかかるCGIプログラムはほとんど使えない場合が多いので、こういうプログラムを使いたい場合は最初から有料レンタルサーバーを使った方がいいと思います。
FTPが利用可能かどうか
FTPというのはファイルトランスファープロトコルの略で、このFTPを直訳すると、ファイルを転送するための決め事となります。
具体的には、自分が作ったホームページデータ(ファイル)をサーバーに転送する時にこのFTPを使うと非常に簡単に転送することが出来ます。
無料レンタルサーバーでは、ファイルを転送する時に、CGIで1つ1つ転送するタイプと、FTPソフトを利用して、転送が可能なものがあります。
CGIで転送する場合には、1つ1つ転送するので、1つのファイルの場合の変更であればまだ問題ないのですが、複数のファイルを更新する際など、作業がすごく面倒です。
それに比べてFTPが使える無料レンタルサーバーでは、FTPソフトに最初に設定をしておけば、ワンクリックで大量のファイルも一瞬にしてサーバーに転送することが出来ます。
まねきねこも使っているホームページビルダーには、FTPツールというFTPソフトが付いていて、これを使えば簡単にファイルをサーバーに転送することが出来ます。
転送したいファイル(ここではindex.html)を選んで、赤マルで囲まれている矢印をクリックすれば転送終了です。
事前に設定は必要ですが、一度設定してしまえば、後はこんな感じで簡単に転送作業することができます。
ホームページ作成ソフトならたいてい付属していますし、ホームページ作成ソフトを使わないでホームページを作った場合には、VECTORなどでいくらでもフリーのFTPソフトを配布していますので、FTPソフトが利用できないということはありません。
有料レンタルサーバーでも当然FTP利用可になっています。頻繁にホームページを更新したり、たくさんのコンテンツを扱うホームページでは、作業が楽になるので、FTP利用可の無料レンタルサーバーを選ぶことをおすすめします。
回線の快適さ、安定性
どうしても無料レンタルサーバーの場合は、有料レンタルサーバーに比べてホームページの表示速度が遅かったり、夜11時〜深夜1時などの混雑する時間帯になるとサーバーが重くなったりしがちです。
ホームページはいつ接続しても3秒以内に表示されることが望ましいです。
無料レンタルサーバーを借りる前に、利用者の評判を調べたり、自分でアクセスしてみて表示速度を確認するようにしましょう。
利用者の多いところを選びましょう
無料レンタルサーバーは経営不振などでいきなりサービスを停止してしまう危険性は常にあります。
そうなった場合は、有料レンタルサーバーのように、ドメインをそのままにして、他のレンタルサーバーに移転するということは不可能です。
その場合はアドレスを変更して、最初からアクセスアップ作業をやり直すことになり、数ヶ月は元の状態に復帰させることは難しいでしょう。
そのような危険性を回避するためにも、出来るだけ運営母体がしっかりしていたり、利用者がたくさんいてにぎわっている無料レンタルサーバーを選ぶようにしましょう。
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