「老後資金でいくら必要?」では、60歳までに1億円準備しておけば生活費としてはまず安心だろうという計算となりました。
とはいっても1億円なんて簡単に言われても、現実味がないですよね。
確かに1億円という金額をそのまま見てしまうと難しそうに思えますが、本当に1億円を準備することは無理なのか、貯金という観点からその可能性を見ていきたいと思います。
いきなり1億円と考えてしまうと、気が遠くなり、やる気もなくなってしまいます。
無理をしていきなり節約に走っても、きっと息切れしてしまうことでしょう。
ということで、ここではどうやったら1億円が貯まるのか、計算上ではありますが、シュミレーションしてみました。
■国内で貯金する。
国内で貯金することを考えると、ペイオフのことも考えて、1000万円の口座に分けて10口座貯めることになります。
毎月の預金額 |
1億円になる年数 |
10万円 |
83年 |
20万円 |
41年 |
30万円 |
27年 |
|
1ヶ月10万円で83年、1ヶ月20万円で41年、1ヶ月30万円で27年かければ計算上はたまります。(現在の普通預金金利は0.001%ですので、あまり利息は期待できないという理由から利息を考えないで計算しました。)
口座を分割すればリスクがまったく無いという点では安心ですが、現実的には、就職してからコンスタントに20万円以上は貯蓄しつづけなければ定年の時に1億円たまらないことになるので、ちょっと難しそうですね。
■外貨預金、外国国債を利用する。
では、金利が高い外貨預金、外国国債はどうでしょうか。
貯金というイメージからすると、多少違うかもしれませんが、資産を貯めていくという意味でここで考えてみたいと思います。
外貨預金というのは、日本円を外国の貨幣に換えて預金するというもので、米ドルや英ポンドといった形で保有することになります。
外国国債は、外国の国債を購入することによって、利息をもらうことができます。国によってはかなりの高い金利がつくものがあり、国内で預けておくよりは全然有利です。
どちらも、金利はその国の信頼度、安定度によって異なります。安定度が低い国ほど金利は高い傾向にあります。とはいっても、世界的な格付け会社S&P社やムーディーズで最高ランクに格付けされている国の国債でも普通預金よりはよっぽど高い金利が付いています。
仮に5%の金利があると、同じ貯金をするのでもどのくらい変わってくるのでしょう。
毎月の預金額 |
1億円になる年数 |
3万円 |
55年 |
5万円 |
45年 |
10万円 |
33年 |
15万円 |
27年 |
20万円 |
23年 |
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そして5%の利息があって、仮に貯金が1億円になったと仮定すれば、年間で利息が500万円つくことになります。
そうなれば、普通に生活していれば500万円の利息で十分生活することは可能でしょう。
注意点として、外貨預金や外国国債は為替リスクを考えておく必要があります。
1ドル105円で100万円預けると・・ |
1年後(円換算) |
1ドル105円 |
105万円 |
1ドル95円 |
95万円 |
1ドル115円 |
115万円 |
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つまり、円安の時に外貨に換えると不利だということがいえます。
実際に売買する際には、為替リスクの他に換金する際の手数料、送金手数料、税金などもも考えておく必要があります。日本国内でこれらを売買して利益が出た場合は、利益の20%が税金として差し引かれます。
しかし、為替リスク、税金などを考慮に入れて考えても、この金利5%というのは非常に魅力的です。
金額が大きいので、ご紹介した証券会社、銀行などとのトラブルがあっても責任は取れませんので、このサイトではどこで取り扱っているかはご紹介しませんが、2つめの収入源を活用するなどして、毎月5万円以上預金することができれば、かなり現実味が出てくるのではないでしょうか。
■海外のファンドに預ける
海外には年20%程度の高い運用成績を長期にわたってあげているオフショアファンドなど、高い運用成績を誇るファンドがたくさん存在します。
オフショアとはオフ(離れる)ショア(岸)ということから、「海外の」、「国内の法律や規律が適用されない」ファンドという意味を持ちます。具体的には、現地での税金等の源泉徴収がないファンドのことです。
ちなみに、ファンドとは投資家から集めた資金をひとまとめにして、専門家が運用し、儲かった利益を投資家に還元するシステムのことを言います。
このオフショアファンドは、日本の都市銀行よりもだんぜん高い格付けを受けている世界の一流の金融機関が数多く運用していることからも、その安全性は高いと思われます。
とはいっても、専門家が運用するとはいえ、絶対損しないというわけではなく、ファンドは一般的には、ハイリスクハイリターンの部類に入る金融商品だという認識は必要です。
個人で契約をする場合は、当然英語が必須となるわけですが、英語が苦手だから、年利20%の利息をあきらめるというのでは、大変に損をしていることになります。
ある程度の資産ができたのなら、海外ファンドも非常に有効な選択枝の一つでしょう。
仮に運用成績年利15%のファンドに一定金額を預けると、何年くらいで1億円になるか預金額に応じてシュミレーションしてみました。
預金額 |
1億円になる年数 |
1000万円 |
16年 |
2000万円 |
12年 |
3000万円 |
10年 |
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本当に15%なんておいしいファンドがあるのかという方もいらっしゃるかもしれませんが、世界には年利15%などというファンドはゴロゴロしています。
運用は自己責任となりますので、ここではご紹介しませんが興味のある方はネットで調べてみてください。
■その他、自分で株、商品、為替取引きを利用する
ここまでくると、貯金するというよりも、積極的に取引で利益を追求するということになります。
いろいろなトレード手法がありますが、最近は回転売買のメリットを最大限に生かしたデイトレード(基本的にその日のうちに売買を終了させて、翌日に持ち越さない)というトレード方法も出てきました。
大きなリターンを狙わないことでリスクを極限までコントロールして、1日に総資産の1%〜3%程度のリターンをとっていくという戦略をとります。
1か月の中で、土日を除いた営業日が22〜23日あると思いますが、その中のたった7日間だけ1%のリターンが取れたとすると、約10ヶ月で資産が2倍となります。そして、3年足らずで資産を10倍にすることが可能となります(100万円→1000万円)。
しかしながらトレードはやれば必ず儲かるというわけではなく、株などを購入して思惑が外れた場合、リスクが発生します。素人が下手に手を出すと、儲けるどころか損を出してしまう可能性が高いです。特に信用取引(自分の資金の数倍の売買ができる取引)でリスクをコントロールできないと、追い証といって、追加で保証金が求められる場合もあります。
相場で売り買いをするということは、プロのディーラーと同じ条件で勝負するということです。しかも、日本の場合は個人ドレーダーに公開される情報はプロのディーラーよりも少なかったり、ストップ高、ストップ安になってしまうと、損切りしたくてもできなくなってしまうなど、非常に不利な条件で取引しなければなりません。
最近は個人でも簡単にネット上で取引をすることが可能になりました。売買手数料も以前よりずっとやすくなり、手軽に参加しやすくなっただけに、その危険性を十分認識して安易に参加しないようにしたいものです。
トレードの実力がないままトレードを続けた場合、1度や2度のビギナーズラックはあるかもしれませんが、続ければ続けるほど確実に自分の資産を使い果たし、ついには相場から退場せざるをえなくなってしまいます。
長い目で見て、しっかり練習してトレードの実力を上げることこそが相場で利益を上げられる唯一の手段です。
すぐに利益を上げたいと思うのは人情ですが、最近では無料でデモトレードができるサイトもありますので、まずはしっかりとした実力をつけることを心がけたいですね。その地道な努力が結局トレードにおける一番の近道になると思います。
単純に貯金をするということに留まらず、いろいろな資産運用法について書いてみました。一般的に呼ばれている貯金だけをただ何も考えずにやっていると、1億円というのはちょっとやそっとでは貯まらないような気がしますが、こうやって考えてみると、まったく方法がないわけでもないことがわかると思います。
複数の収入源を確立しながら、同時に資産の運用についても長い目でじっくり考えていきたいものですね。
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